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無料動画情報あり!輸入雑貨の企画・販売を手掛ける椎名武士(弓削智久)が自宅で刺殺された。第一発見者は椎名の恋人で、アイドル棋士の富里すみれ(酒井彩名)。名人である父の指導で3歳から将棋を始めた彼女は、先の先を読む天性の才能もあって頭角を現し、プロ転向後は連戦連勝している時の人。なんでも、椎名とはアマチュア時代に棋士クラブで出会い、付き合い始めたらしい。ところがプロ転向以降、すみれは被害者と別れることを決意。なるべく会わないようにしていたが、事件当日はキッパリと関係を清算するつもりで、付き人の岡本奈津子(大島蓉子)とともに椎名宅を訪れたという。しかも、すみれには完璧なアリバイがあった。死亡推定時刻、すみれは名人・蝮田陽介(津田寛治)と試合をしていたのだ。
宇田川(要潤)から事件のあらましを聞いたさくら(貫地谷しほり)は、すみれを訪ねる。将棋を始めた経緯から椎名との関係性まで、そつなく答えるすみれ。さくらはその受け答え方が気になる。加えて、さくらは被害者宅の電話のモジュラーが外れていること、クローゼットの底にネジを刺したような穴があることを発見。「何かトリックがあるかもしれません」――証拠はないが、さくらはすみれが犯行に絡んでいる気がしてならなかった。
その後、さくらと宇田川は、事件当日の2時に椎名宅にピザを届けたという配達人のもとへ。配達人の話では、椎名が「注文していない」と言い張ったため、玄関でひと悶着があったらしい。「まるですみれさんのアリバイを固めるため仕掛けられたみたい」――さくらはますます、すみれへの疑念を膨らませる。一方、すみれに一目ぼれしてしまった宇田川は、彼女の潔白を主張。さらに、かえで(小島藤子)がすみれと同じ赤のブレスレットをしているのを見て、無邪気に「ブルーはないのか?」と大はしゃぎする始末…。
その夜、街中の階段の下で奈津子が頭部を強打して死んでいるのが見つかった! 現場検証をした太宰(渡辺いっけい)は、この一件が椎名殺人事件と何らかの関係があると考える。そのとき、さくらは遺体があった場所にネジ式のフックが落ちていることに気づく。
さくらは蝮田のもとへ。蝮田が録画していた件の対局を見返す。試合中、すみれは駒の並びがハート形をした戦法“夫婦鶴翼の陣”で見事に勝利を収めていた。が、特に不審な動きはない。その後、蝮田から椎名がアマチュア時代に八百長を繰り返していたこと、それが原因で棋士クラブを除名になったことを聞くさくら。「なんでそんな男と付き合ったんだろう?」――そんな疑問を抱きながら、さくらはぼんやりと画面に映し出されたすみれを見ていた。画面の中では、すみれがインタビュアーに例のブレスレットのことを聞かれ、「青や黄色は見ましたけど、すみれ色はありませんね。もし見かけたら教えて下さい」と答えていた…。
すみれが犯人である証拠を掴みたいさくらは、宇田川とともに椎名が殺された現場へ。さくらが、奈津子が死んでいた現場で見つけたフックをクローゼットの穴に差し込むと、ピッタリと穴にはまった。そのとき、宇田川が例のブレスレットを発見。ブレスレットの色は青……流通していない色だった。そんな中、クローゼットの扉にハートのマークがあることに気づいたさくらは、トリックを見破る!
さくらは宇田川を連れて、すみれのもとへ。椎名殺しがすみれによる遠隔殺人だった、と語り始める。合鍵を持っていたすみれは事件当日の午前中、椎名の部屋に忍び込み、部屋にあったパンチングスタンドの先端にナイフを設置。扉が開いた瞬間にナイフが外へ飛び出すように仕掛けを施したのだ。電話のモジュラーを抜いたのは、椎名が即死しなかった場合を考えてのこと――まさに、先を読むすみれならではの行動だ。その後、すみれは試合会場へ向かい、宅配ピザに予約電話を入れた。そして、試合の生中継を見ていた椎名がハートのマークのあるクローゼットを開けるよう、“夫婦鶴翼の陣”戦法をとるという心理作戦に出たのである。最後の仕上げは簡単。試合後に椎名の自宅に訪れ、奈津子に警察へ通報させている間に、仕掛けをバラすだけだった。
さくらの推理を聞いてもなお犯行を否定するすみれ。が、さくらはすみれが流通していない青と黄色のブレスレットを見たことがあると発言したことを指摘する。すみれが見たとすれば、椎名宅のクローゼットの中にあったもの。事件の前夜、海外から椎名に送られてきたサンプルなのだ! 「私の負けね」――すみれは遂に罪を認めた。アマチュア時代に一時スランプに陥ったすみれは、名人の娘として完璧を追い求めるあまり、椎名の口車に乗せられて不正で勝利を重ねたという。やがて、すみれはスランプを脱出してプロデビュー。別れを切り出したが、椎名に「別れたら過去のことをバラす」と脅され、犯行に及んだという。しかも、そのことが奈津子の知るところとなってしまった。奈津子は黙秘を誓ったが、先の先を考えたすみれは裏切りを恐れて第2の殺人に手を染めたのだった。「私は完璧なの。どんな小さなミスも許されないのよ!」――そう叫ぶすみれに、さくらは「この世に完璧なんてない」と語りかけるのだった。
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