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ガリレオ 第9話「爆ぜる(前編)」あらすじ

10月13日夜、栃木県の龍仁湖で爆発事故があった。
湖上のボートが、突然火柱を上げて爆発し、吹き飛んだのだ。

それからおよそひと月半ほどたったある日、湯川(福山雅治)は、貝塚北署の薫(柴咲コウ)から、帝都大学の卒業生が巻き込まれた奇怪な事件の話を聞く。
薫と弓削(品川祐)は、ある中学校の文化祭で防犯に関する公開授業を行った。
その帰り、薫たちは、美術部の生徒が展示した“ゾンビのデスマスク”という石膏の仮面を見て驚く。
それは、あまりにもリアルな表情をした仮面だった。
するとそこに、藤川伸江(泉晶子)という女性が現れ、仮面を見るなり震えだした。
伸江は、この顔が失踪した自分の息子に間違いない、というのだ。薫たちは、仮面を作った生徒から話を聞いた。
その生徒によれば、展示した仮面は、自然公園の池で拾った金属製の仮面を型にして作ったものだという。

さっそく自然公園を調査した薫たちは、池の底に沈んでいた男性の遺体を発見する。
被害者は、医療機器専門メーカーに勤務する藤川雄一(坂本真)。
伸江は、1ヵ月ほど前から連絡が取れなくなった息子を心配して、警察に捜索願を出していた。
藤川の額には銃痕があったことから、何者かに殺害された可能性が高かった。
そしてこの藤川は、帝都大学の出身で、現在のエネルギー工学科の前身である原子力工学科の卒業生でもあった。
藤川は、10月21日にアパートの管理人がバイクに乗って出かける姿を目撃されていることなどから、21日の午後3時半から、生徒が金属製のマスクを発見した11月1日までの間に殺害されたと思われた。

湯川は、死体の顔型が池に浮かんだという現象に興味を抱き、薫とともに自然公園を訪れる。
その池は、不法投棄が跡を絶たない場所だった。
調査によれば、発見された金属製の仮面も、池に投棄されたアルミ板と同じものだという。
するとそこに、監察医の桜子(真矢みき)から電話が入り、新たな事実が判明する。
なんと藤川は、放射線被爆していたというのだ。しかも中性子線を浴びた可能性が高かった。

薫たちは、藤川が勤務していた会社K・Sメディカルエンジニアリングを設立したのが、帝都大学原子力学科の元教授・木島征志郎(久米宏)であることを知る。
そして、藤川が消息を絶つ5日前、藤川と木島が木島の自宅前で言い争っている姿も目撃されていた。
薫と弓削は、木島に事情を聞きにいったが、本人は海外出張中で不在だった。
だが、木島の秘書兼助手だという京子(本上まなみ)によれば、藤川が殺害されたと思われる時期も、木島は海外出張中だったという。

薫は、その報告をした際に、湯川のようすがいつもと違うことに気づく。
薫は、木島との間に何かあったのか、と湯川に尋ねた。
しかし湯川は、何も話そうとはしなかった。

そんな折、警視庁の草薙(北村一輝)が薫たちを訪ねてくる。
草薙は、龍仁湖で起きた爆発事故の話を切り出した。
湖に浮かんでいたボートが突然大爆発を起こし、乗っていたと思われる成人男性が死亡した事件だった。
そのときに発見された成人男性の肉片から、被害者が放射線被爆していたことがわかったというのだ。
しかも、藤川同様、中性子線に被爆した兆候があるのだという。
薫たちは、藤川の事件と爆発事故の関連について調べ始める。

同じころ、草薙から龍仁湖の事件について相談を受けていた湯川は、事件の記事を検証していた。
それに気づいた栗林(渡辺いっけい)は、今回の件からは手を引いたほうがいいのではないか、と助言した。
「もしこの事件と木島先生が関わっていたらどうするつもりなんです?」。
栗林は、真剣な表情でそう湯川に問いかけた。

あくる日、ひとりで自然公園を訪れた湯川は、そこで廃棄物処理業者の原沢(不破万作)に出会う。
原沢は、ボランティアで池の周りを片付けているのだという。
湯川は、原沢の作業を手伝うと、彼の会社に山積みになっている廃棄物を見せてもらった。
藤川の死体が見つかる前に回収したという廃棄物の山を調べていた湯川は、そこでコードがからみついた鉄骨を発見する。
それを見た湯川の脳裏に何かが閃いた。

湯川は、研究室に薫を呼び、実験を開始した。
湯川が用意したのは、コンデンサを使った雷発生装置だ。
そこからコードが伸び、その先端は水の入った水槽に入れられていた。
水槽の中には、マネキンの首と、アルミ材がセットされていた。

コンデンサを充電し、スイッチを入れると、電極の間に閃光が走り、次の瞬間、激しい衝撃音が響き渡った。
水槽の水は、無数の泡を立てていた。その泡が消えると、マネキンの顔にはアルミ材がぴったりと貼り付いていた。
湯川は、水槽からマネキンの頭を取り出すと、アルミ材を引き剥がし、「これがデスマスクの正体だ」と言った。
あの自然公園で落雷があり、電気コードを伝わって水中に放出された電気エネルギーによる衝撃波が、デスマスクを作りだした、と湯川はいうのだ。
しかし、薫はある問題に気づく。
気象庁によれば、自然公園付近で落雷があったのは10月19日のことだった。目撃証言によれば、藤川はまだ生きているはずなのだ。
すると湯川は、19日にはすでに殺されて池に沈められていた、と答えた。
つまり、21日の目撃証言は、何者かが意図的に作り出したものだというのだ。

薫は、もう一度目撃証言を洗い直すために、研究室を飛び出した。
そこに、弓削から電話が入った。龍仁湖の事件で死んだ男の身元が判明したのだという。
何とそれは、藤川の元同僚でもある梅里尚彦(升毅)という男だった。

そのころ湯川は、木島の自宅を訪れていた。
するとそこに、海外出張から帰国した木島が現れ…。

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